セントウルＳの登録馬【過去１０年の勝ち馬と配当一覧】

　セントウルＳがスプリンターズＳの前哨戦となったのは２０００年から。それまでは１４００ｍで行われ、時期も阪神最終週でマイルＣＳの前哨戦の意味合いの方が強かった。スプリンターズＳの前哨戦となって７年、次走スプリンターズＳでの成績はどうなかったというと４勝２着２回だった。昨年、このレースで２着になったテイクオーバーターも本番のスプリンターズＳでは勝っている。ここを叩き台とする馬が多いというのはセントウルＳを勝ってスプリンターズＳも勝った馬は２００２年のビリーヴだけだった事からも分かる。

　登録馬を見ると北九州記念組が８頭。この中では２着のアルーリングボイスに注目。３歳春のクラシックでは力を出し切れなかったが、未勝利戦からの４連勝は凄かった。ファンタジーＳではそれまで先行していたのとは一転、後方からの競馬で直線はごぼう抜き。鞍上が武豊とあって阪神ジュベナイルフィリーズでは人気になったが１４着。桜花賞はデムーロとコンビを組んだが７着に敗退。その後は休養に入り今年の春に復帰。芝中距離→ダート短距離→芝短距離と使われて目が覚めたのか前走は後方からいい脚を使った。この馬は軽い馬場にも対応できるし、前に行ける脚質を持っている。アグネスラズベリはここ３走は１２００ｍ戦で３着、１着、２着と重賞で結果を残している。終いはいい脚を使っているが小回りコースで届かなかった感じがしたので広い阪神ならこの馬の決め手が生きると思う。牝馬の６歳なのでそろそろ引退もあるが、スプリンターズＳでひと花咲かせるならここはたたき台かな。キンシャシャノキセキは夏場を休養に充てて今回出てきた。この馬は南半球生まれなので４歳と言ってもこれから力を付けてくる馬。収得賞金が１７２５万円なのでスプリンターズＳに出走するためにはここで何としても加算しておきたい。１２００ｍは新馬戦依頼だがスピードはあるので追走は苦にしないだろう。それよりも掛かるぐらいだから返ってペースが速い方が合っているかもね。アイルラヴァゲインはアイビスサマーダッシュ（４着）を使われてここに出走。オーシャンＳでは強い競馬を見せてくれたのでそろそろ本格化してきたかも。

レース検索・【１着馬と配当一覧】

2006年は中京開催、1997-1999は８日目開催で距離1400m、スプリンターズＳのステップレースとしては2000年から

特別登録出馬表分析 2007年 9月 8日　セントウルＳ

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