エリザベス女王杯考査【ＴＡＲＧＥＴ指数とレーティング】

　TARGET frontier JV（ＴＧＸ画面）の補正値（ＴＡＲＧＥＴ指数）とＪＲＡから発表されたエリザベス女王杯のプレレーティングを見比べてみた。ＴＡＲＧＥＴのＴＧＸとは雑誌最強の法則に掲載されているＴＡＲＧＥＴ指数と同様にレースごとに補正した指数です。

　まずは天皇賞（秋）の結果をＴＡＲＧＥＴ指数（ＴＧ指数）とレーティングで振り返ってみると１着ダイワメジャー（ＴＧ指数１位タイ、ＲＴ３位）、２着スウィフトカレント（ＴＧ指数１位タイ、ＲＴ９位）、３着アドマイヤムーン（ＴＧ指数２位タイ、ＲＴ７位）でした。天皇賞（秋）ではＴＧ指数１位の馬が５頭もいたが、上位６頭までにその５頭全てが入っていたのだからＴＧ指数で取れたレースでもあったね。

　じゃあエリザベス女王杯のＴＡＲＧＥＴ指数を見てみると１位はスイープトウショウ、ダンスインザムード、ディアデラノビア。２位はサンレイジャスパー、３位はカワカミプリンセス、４位はアサヒライジングだった。３歳馬は限定戦を使われてくるのでどうしても指数は低めになってしまう。これは、ＴＡＲＧＥＴ特有の基準タイムの設定とクラス補正がされているからだ。人気のバロメーターとなるＺＩ値を見ると１位はカワカミプリンセスで１３３、２位はＴＧ指数６位のアドマイヤキッスで１２４、３位はアサヒライジングで１２３となっている。

　次にプレレーティングを見てみると１位はダンスインザムードの１１６、２位はカワカミプリンセスの１１１、３位はスイープトウショウの１１０、４位はアサヒライジングの１０９、５位はキストゥヘヴンとディアデラノビアの１０８でした。天皇賞（秋）考査で「秋のＧ１をプレレーティングで振り返ってみると上位３位までの馬のち１頭は必ず連対していた。」と書いたがその通りにダイワメジャーは連対した。今回で言えばダンスインザムードはマイルＣＳに向かうと考えてカワカミプリンセス、スイープトウショウ、アサヒライジングの３頭のうちの最低１頭は連対するかもしれない。

　こうやってＴＡＲＧＥＴ指数をプレレーティングをみると危険なのは指数に入らなかったアドマイヤキッス。穴人気で面白そうなのはアサヒライジングとサンレイジャスパーだと思う。

　TARGET frontier JVを使っている人はＴＧＸ画面の色基準の数値を「９１」にすると各馬の指数比較がわかりやすくなるので試してみてはいかがかな。

[RBN] エリザベス女王杯の登録馬【血統タイプ別出馬表】
RACING BOOK (DATA ROOM):エリザベス女王杯のデータ

馬	馬名	性齢	斤量	間	ZI	直前	芝短	芝中	ダ短	ダ中	脚質	ＲＴ
1	アサヒライジング	牝3	54	4	123	86	75	86			先	109
2	アドマイヤキッス	牝3	54	4	124	83	77	83			差	106
3	ウイングレット	牝5	56	4	101	83	86	86			先	99
4	カワカミプリンセス	牝3	54	4	133	87	63	87			差	111
5	キストゥヘヴン	牝3	54	4	116	81	78	81	61		差	108
6	コスモマーベラス	牝4	56	4	105	83	88	88			先	107
7	サンレイジャスパー	牝4	56	4	117	88	73	91			差	104
8	シェルズレイ	牝3	54	4	112	83	73	83			先	106
9	スイープトウショウ	牝5	56	2	122	91	93	95			差	110
10	スプリングドリュー	牝6	56	4	96	82		82		65	差
11	ソリッドプラチナム	牝3	54	4	103	76	64	80			追	97
12	ダンスインザムード	牝5	56	2	116	91	92	93			先	116
13	ディアデラノビア	牝4	56	4	116	91	90	91			差	108
14	ニシノナースコール	牝4	56	5	>108	84	84	84			追
15	フサイチパンドラ	牝3	54	4	119	84	69	84			差	107
16	ヤマトマリオン	牝3	54	4	94	77	52	77	54	67	差	101
17	ヤマニンシュクル	牝5	56	4	104	82	85	88			差	106
18	ヤマニンメルベイユ	牝4	56	4	96	75		82			差
19	ライラプス	牝4	56	4	92	82	76	83			差	101
20	レクレドール	牝5	56	4	94	80	86	88			先	102