ヴィクトリアマイルは今年で6回目なのでデータ数は少ないですが、これまでの結果から傾向と対策を考えてみました。
【血統】
サンデーサイレンス系が強いレースだが、出走頭数も多く当然の結果かと。今回、多く出走するNative
Dancer系のキングカメハメハ産駒についてはデータがなく未知数。ただし、父キングカメハメハはNHKマイルカップとダービーを勝っているだけに適性はあると思う。産駒の東京芝1600mの成績は悪くないし、マイル適性もあると思う。父が万能系なだけに距離は牝系の適性に左右されると思う。サンデーサイレンス産駒は東京マイル戦のG1はあまりいい成績ではないが一世代を経て適性を見せている。そういう意味ではサンデーサイレンス系はどの馬にもチャンスがあるように思える。
【持ち時計】
過去5レースの平均タイムは1分33秒0。過去の勝ち馬を見ると勝ちタイムよりも早いタイムで走った事のある馬はダンスインザムードだけ。他の4頭はこのレースがマイルでいちばん早いタイムで走った。と言うことは持ち時計はあまり気にしなくてもいい。勝つ馬はベストタイムを出すだけにポテンシャルを持っているから。そういう意味ではブエナビスタが出した1分32秒4はある意味ひとつの基準になる。ただし、ペースによっては勝ちタイムが遅くなる可能性はある。でも、今の東京競馬場の馬場状態なら1分32秒台が出てもおかしくないと思っている。
【前走レース】
勝ち馬5頭は全てバラバラ。内訳は4頭が重賞で連対している。例外はドバイデューティーフリー7着だったウオッカだけ。もっと言えば、牝馬限定戦を使われた馬は1頭だけでエイジアンウインズはそのレースを勝っていた。と言うことは前走は混合戦の重賞で連対している馬か、牝馬重賞で勝った馬。例外はドバイワールドカップ8着のブエナビスタだけ。該当するのは中山牝馬Sを勝ったレディアルバローザと例外のブエナビスタになる。2着馬を見ると3頭が阪神牝馬S出走馬で5人気以内だった。該当馬はスプリングサンダーです。
【結論】
昨年の覇者ブエナビスタは別格として、レディアルバローザとスプリングサンダーに注目してみたい。
ヴィクトリアマイルの出走馬 血統一覧
ヴィクトリアマイルの出走馬 前走成績
ヴィクトリアマイル 過去5年の連対馬
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