先週の日曜日、阪神5レース新馬戦で勝ったアーネストリーの馬主・古谷道昌氏について書いた。馬主・古谷道昌氏について調べるとノースヒルズの前田幸治氏が社長を務める東京アイテック株式会社の常務取締役という事がわかった。そこで、関西で多く走っているノースヒルズ関連について調べてみた。
ノースヒルズの正式名称は「ノースヒルズマネジメント」。北海道新冠郡新冠町に牧場を構えて生産・育成をしている。また、育成・トレセンとして2003年3月に鳥取県伯耆町に「大山ヒルズ」が作られた。
ノースヒルズ関連の馬主と言えば、ノースヒルズマネジメント、ノースヒルズマネジメント代表の前田幸治氏と弟の前田晋二氏。そこに新たに東京アイテック株式会社の常務取締役・古谷道昌氏が加わってきた。
ノースヒルズマネジメント、前田幸治氏、前田晋二氏の持ち馬の預け先を集計したところ馬主・ノースヒルズマネジメントは山本正司元調教師に一番多く預けていました。山本正司師は今年3月に引退しましたが、ダートG1を3勝したレギュラーメンバー、菊花賞3着のメガスターダム、天覧レースで天皇賞秋を勝ったヘヴンリーロマンス、重賞2勝のブレイクタイムなどを管理していた。これらの鞍上には常に松永幹夫調教師がいた。松永幹夫調教師は山本正司元調教師の下で新人時代を過ごし、その後も師弟関係は松永幹夫が引退するまで続いた。そして、山本正司元調教師の引退時期に合わせて調教師免許を取得し、山本正司厩舎の管理馬を引き継ぐこととなった。ノースヒルズマネジメント-山本正司厩舎-松永幹夫と言えばおなじみに組み合わせで僕も馬券では何度もお世話になっている。現在、松永幹夫厩舎にはノースヒルズマネジメントが13頭、前田幸治氏が4頭、前田晋二氏が1頭を預けている。これまでの関係を見ると松永幹夫調教師のもとにノースヒルズ関連の馬が多く入って来るのは間違いないだろうね。
前田幸治氏の持ち馬は自家生産馬よりも外国産馬多かったですね。持ち馬の預け先では山本正司元調教師がやはり一番多かった。競走馬の成績でみると松元茂樹調教師がビリーヴで高松宮記念とスプリンターズSを勝ち、橋口弘次調教師がロジックでNHKマイル、ゴールデンキャストで重賞2勝。本賞金の多い馬を管理している調教師は当然成績も良く、頭数に関係なくキッチリ成績を残してきている。10歳以下の持ち馬で集計してみると美浦の和田正道厩舎と古賀史生厩舎、栗東の中竹和也厩舎に多く預けています。今後は引退した山本正司元調教師と今年亡くなった太宰義人元調教師に振り分けられたのがどの調教師のもとに多くいくかでしょうね。前田幸治氏の場合も松永幹夫厩舎は間違いないとして、松元茂樹厩舎、白井寿昭厩舎などの実力と実績のある厩舎が有力だと思う。
前田晋二氏の持ち馬はほとんどが自家生産馬。G1勝ちはノーリーズンの皐月賞のみだが、これから伸びてくると思う。持ち馬の預け先は栗東の加藤敬二、沖芳夫、福永甲厩舎。ノースヒルズマネジメントや前田幸治氏と絡みでバランスを考えて持ち馬を振り分けているような感じですね。
鞍上に関しては厩舎に任せているような感じで特に主戦を誰にということはなさそうですね。ただ、厩舎の主戦と言うのがあるので沖芳夫厩舎であれば渡辺薫彦、幸英明。加藤敬二厩舎であれば北村友一、小牧太、藤岡佑介、安藤勝己。、福永甲厩舎であれば所属の高野容輔、佐藤哲三、和田竜二などですね。
ノースヒルズマネジメント、前田幸治氏と弟の前田晋二氏の持ち馬を過去2年で集計してみると騎乗数の多かったのは太宰啓介、小牧太、幸英明、佐藤哲三、川島伸二、福永祐一、岩田康誠の順でした。この中では太宰啓介は父・太宰義人元調教師の関係で多かったので今後は違ってくるでしょう。最近の成績からすると岩田康誠に騎乗馬が集まってくるような気がしますね。
以下にノースヒルズ関連の馬主・勝負服・預け先の一覧とそれぞれの馬主の代表馬と預け先の内容を掲載しました。画像については引退した調教師や引退間近の調教師は除いてあります。
馬データ検索 ノースヒルズマネジメント
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馬データ検索 前田幸治
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馬データ検索 前田晋二
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