宝塚記念が終わり上半期の競馬データを集計してみた。騎手では戸崎圭太とC・ルメールの熾烈なリーディング争いを演じている。調教師では矢作厩舎が一歩抜け出し、角居厩舎、藤沢厩舎、国枝厩舎、堀厩舎が続く。馬主を見るとサンデーレーシング、キャロットファーム、シルクレーシング、社台レースホースと社台系が上位を独占。その下を見ていくと11位にノルマンディーサラブレッドレーシングというのがある。
ノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬を見ると岡田牧場での生産馬が多い。ノルマンディーサラブレッドレーシングで検索をしてみると母体は株式会社ノルマンディーオーナーズクラブで代表取締役社長は岡田壮史氏。岡田壮史氏は岡田牧場の岡田牧雄氏の長男。岡田牧雄氏の兄はサラブレッドラフィアンやビッグレッドファームの総帥岡田繁幸氏。
ノルマンディーサラブレッドレーシングは会社設立が2011年6月と歴史が浅く、所有馬を見ると5歳馬から3歳馬までの39頭を所有している。馬主岡田牧雄よりも歴史が浅いクラブのほうが成績がいいのはそれだけいい馬をクラブに回しているからだと思う。後発のクラブですが、社台グループや同族のラフィアンに負けたくないでしょうからね。
社台帝国の二大巨頭からの”上から”発言に発奮して誕生した一口馬主クラブ | ビジネスジャーナル
生産者関係者が明かすには、社台ファームの吉田照哉氏、ノーザンファームの吉田勝己氏、昨年のGⅠレースの「スプリンターズステークス」を制したスノードラゴンを所有する岡田牧雄氏、牧雄氏の実兄で「マイネル軍団」で知られる岡田繁幸氏の4者会談でその”事件”は起きたとか。「4人とも幼いころから親交が深く、そのぶん本音で言い合う仲でもある。その席で照哉氏と勝己氏が『牧雄ちゃんのところが一番ショボイよね』や『規模を大きくして、もっと日高の代表として頑張らなくちゃダメだよ』、『日高を盛り上げないと競馬界がダメになる』などと上から目線で発言したといいます。まあ、2人からすれば旧友への叱咤激励のつもりだったのでしょうが、頭に血が上った牧雄氏は即刻、他牧場を買収し、一口馬主クラブを立ち上げたんですよ」
ノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬は良血馬と言われる馬があまりいないが、勝ち上がっている馬をみると意外に人気になっているケースが多い。これは、仕上がりがいい馬が順当に結果を出していることだと思う。人気になっている馬がいたら気にしてもいいのではないかな。
馬主ランキング(2016/6/27現在)
ノルマンディーサラブレッドレーシングの所有馬
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