共同通信杯の予想「完成度の違いで◎フサイチホウオー」

　今後のクラシック戦線を考えてもフサイチホウオーとニュービギニングがここで激突するというのは面白けどもったいない。どちらが上かと言われ江rば走って見ないことには分からないが現時点ではフサイチホウオーの方が完成度が上。東京スポーツ杯では後半１０００ｍの通過ラップが 59.5-46.9-34.3 と６０秒を切る流れを先行してドリームジャーニーを押さえ込み、ラジオＮＩＫＫＥＩ賞では前半１０００ｍ６１秒４で後半１０００ｍ６０秒７の緩い流れを好位から差しきった。さすがにこの時は先行馬がしぶとくて直線はよれる場面があったが、脚色は完全に違っていたからね。

　これまでの走りを見るとペースが遅くても早くても反応がいいので最後伸びるのがこの馬の特徴だと思う。父ジャングルポケットも極端な早い上がりを出せる馬ではなかったが、長くいい脚を使えて反応がいいのでいい成績を収めてきた。この馬も、その特徴を受け継いでいるようなので長くいい脚を使える直線の長い東京競馬場が合っていると思う。

　ニュービギニングはホープフルＳのパフォーマンスが凄かったのでどうしても期待したくなる馬だね。兄ディープインパクトと同じスタッフ、同じ馬主に鞍上武豊。父アグネスタキオンは無敗で皐月賞を制して故障引退。無事ならばダービーを勝っていたかもしれない馬。このアグネスタキオンとジャングルポケットは２歳時にラジオたんぱ杯（現ラジオＮＩＫＫＥＩ賞）で激突してアグネスタキオンが勝っている。種牡馬としても優秀で今年の２歳リーディングトップ。これだけバックボーンが揃っているが、これまでの２戦はスローぺースの競馬しかしていない。これまでの相手と違い今回は厳しいレースになることは間違いないと思う。

　フライングアップルは東京スポーツ杯でフサイチホーオーの２着。この時は外目の好位を折り合って進み、直線は良く伸びてきたが最後は決め手の差が出てしまった。続く朝日杯フューチュリティＳでも好位の馬群の中で折り合い、直線はジリジリ伸びてきたがここでも決め手の差がでてしまった。上記２頭に比べると決め手にでは劣るがこの馬は競馬が上手い。スタートから好位を取るまでがスムーズで折り合うので力のロスがない。勝ちきるまでの力は現時点ではないと思うが、安定性はある。今回は鞍上が北村宏司から岩田康誠にスイッチ。しっかり追える騎手でどこまで脚が伸ばせるかだね。

　ダイレクトキャッチは新馬戦で上がり３３秒４を出せるほどの決め手の持ち主。ただ、この時はスローペースの用意ドンだったので、この後の２戦では早い上がりで走っているが上には上がいたというレースだった。まだ、追ってからの反応が遅いので差して届かずのレースになっているがじっくりと構えて直線勝負に掛けるようなレースになれば見せ場はあると思う。

　船橋の川島厩舎が送り込んでくるフリオーソはダーレージャパンの持ち馬で鞍上が内田博幸。全日本２歳優駿を勝った馬がどんな競馬をするのか楽しみ。

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