良血馬ポルトフィーノが新馬戦を圧勝

　阪神５レースに出走したポルトフィーノは父クロフネ、母エアグルーヴの良血馬。姉アドマイヤグルーヴはエリザベス女王杯を２勝、母系には高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼやマイラーズカップを勝ったエガオヲミセテなどがいる。この牝系は社台グループが大切にしている血統で初仔馬のアドマイヤグルーヴを除けば社台の持ち馬（サンデーレーシング）に。新馬戦をもったままの圧勝したことで次も人気になるのでしょうね。ちなみにエアグルーブの子供５頭がこれまでデビューしていますが、デビュー戦は全て武豊が手綱をとっていました。初子のアドマイヤグルーヴが結果を残しているので、その後の兄妹馬達のデビュー戦は全て１人気で１倍台のオッズという凄い現象のおまけ付き。さすがにブランド馬は違いますね。

　過去の夏競馬初日の新馬戦を勝った馬でその後、Ｇ１を勝った馬がいないか検索してみたところビワハイジとチアズグレイスの２頭がいました。どちらも牝馬ですね。データを見て気がついたのですが、この時期の新馬戦が芝１６００ｍで行われたのは初めてではないでしょうか。なにかポルトフィーノのデビュー戦の為に用意された距離のような気がしました。

　鞍上の武豊のコメント「角居先生には、『ウオッカの様に育てて下さい』と伝えておきましたよ（笑）」（ラジオNIKKEI）には笑えました。

　こちらに、ポルトフィーノのデビュー戦の模様が詳しくレポートされています。新馬戦のパドックが重賞なみの人のようです。『ポルトフィーノ狂騒曲。 ミシエロの3年前は忘れた/ウェブリブログ』

５代血統表　ポルトフィーノ

牝 2歳　　　父 7歳・母 12歳時産駒　2005年 鹿毛 (早来町)

[Northern Dancer]　　 9.38%　5 x 4

[Nearctic]　　 6.25%　5 x 5

　エアグルーヴ産駒一覧

Output by TARGET frontier JV

　血統の色分けについては『チェック種牡馬ファイル　２００７年版』のＢタイプを参照してください。