コイウタの血統は社台が大事にしている牝系だった

　今朝の『とくダネ！』でコイウタの馬主・前川清さんの優勝祝勝会の様子が放送されたが、その時に社台ファームの社長・吉田照哉氏が映っていた。その時は何も思わなかったがsadaboさんの『【競馬・レース回顧】　明らかになったコイウタのバックボーン:sadaboのレース回顧情報ブログ』を読むとコイウタは前川清氏と吉田照哉氏の共同馬主ということがわかった。

　そこで、ＴＡＲＧＥＴでコイウタの母ヴァイオレットラブの産駒や生産者などを調べてみると社台が大事にしている血統だと言うことがわかった。コイウタの母の母ヴアインゴールドは持ち込みで日本に来ている。生まれた子供ゴールドナゲットは社台ファームの創設者・吉田善哉氏が馬主となって走らせたが条件馬のまま引退。ヴアインゴールドの子供ではビハインドザマスクがＯＰまで行きセントウルＳ、スワンＳ、京都牝馬Ｓを勝った。後方一気の差し脚が武器で、短距離線では必ず伸びてきていた。

　このヴアインゴールドの子供たち（特に牝馬）の馬主は社台関連で外には出ていない。コイウタの兄妹はいずれでも牝馬で上のヴァインドレッサーは吉田照哉氏、下のライラックラブは社台ＲＨが馬主になっている。ということは、門外不出の血統で社台が大事にしていることがよくわかる。こういうふうに大事にしている血統でＧ１を勝ってしまうところが社台の凄いところ。牡馬は父の血統を重視するが、牝馬は母の血統も注意しなければいけないね。sadaboさんが常々牝馬はオーナーブリーダーという言っている意味がようやく分かってきたよ。

５代血統表　コイウタ

牝 4歳　　　父 11歳・母 6歳時産駒　2003年 栃栗 (千歳市)

[Hail to Reason]　　 9.38%　4 x 5

ヴァイオレットラブ産駒

　

ヴアインゴールド産駒

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