天皇賞春の登録馬

　出てくれば最有力候補のドリームパスポートが戦線離脱。前哨戦の阪神大賞典を勝ったアイポッパーは鞍上に安藤勝巳を迎えての参戦。長距離を中心に使われている馬で折り合いに不安がない。上がりが掛かるレースよりもゆっくり流れて終いの競馬になると怖い存在。阪神大賞典３着のトウカイトリックは２度目の天皇賞。昨年は阪神大賞典２着からの参戦だったが、積極的な競馬をしてディープインパクトから離れること１秒９差の９着。休養を挟んで３０００ｍを超える距離を使われて２、２、１、３着と複勝率１００％。力をつけている今回はチャンスあり。阪神大賞典４着のデルタブルースは久々で５９キロを背負っての競馬だった。先行策を狙ったら内枠が悪かったのか包まれる競馬になってしまった。それでも、勝ち馬からコンマ１秒差なら悲観することはない。昨年はメルボルンカップを勝ち、力のあるところを見せてくれた。昨年は１０着と惨敗したが、このレースと相性のいい菊花賞馬だし巻き返しがあってもおかしくない。

　大阪杯を５９キロ背負って勝ったメイショウサムソンは菊花賞４着馬。実績では１番だが距離適性に不安がある。血統的にはSadler’s Wellsにダンシングブレーヴと欧州のスタミナ血統を受け継いでいるので問題はないと思うが。

　日経賞からマツリダゴッホが面白い。距離伸びても折り合いが付くようになったし、直線の止まり方を見ると坂のない京都の方が合っているかもしれない。まだ、底を見せていないのでどんな競馬をするのか楽しみ。

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