ＮＨＫマイルカップの登録馬「皐月賞組が有力かと」

　前哨戦ともいえるニュージーランドＴを先行抜け出しで快勝したトーホウレーサー。勝ち時計の１分３３秒９は優秀で先行して粘ったのはこの馬だけ。ダート戦を逃げて２勝しているように先行力を行かせるような流れになると強さを発揮するタイプ。直線勝負の東京競馬場に変わって同じように粘っこい脚が使えるだろうか。マイネルフォーグは京王杯２着馬だが、その後は着順が悪くニュージーランドＴでは１６人気の低評価。一発もあるが、コンスタントには能力を発揮できないタイプかも。アーリントンカップ３着で人気になったマイネルレーニアは先行したが直線は失速。逃げて結果を残している馬なので抑えるよりもハナを切った方が力を発揮できるのかも。シャドウストライプは初めての芝で上がりは最速。テンに行けなかったが終いの伸びを見ると東京では楽しみな１頭。フィリーズレビューで桜花賞の権利を取れなかったルミナスハーバーはマーガレットＳに出走してアドマイヤヘッドを差しきった。パンとすれば強くなりそうだがまだひ弱な面がある気がする。阪神ジュベナイルフィリーズでは逃げて３着なのだから能力はあるはず。アドマイヤヘッドは札幌２歳Ｓではナムラマースの２着、イクスキューズには先着した馬。テンションが高いので道中のロスが多い。リラックスして走れるようなもっと強くなると思う。

　皐月賞６着のローレルゲレイロ、７着アサクサキングス、１１着マイネルシーガルが回ってきた。ローレルゲレイロには２０００ｍは長かった。勝ちきれない馬だがマイル以下なら強い。マイネルシーガルもマイルが合う馬。父ゼンノエルシドはマイルＣＳの勝ち馬でいい決め手を持っていた。アサクサキングスは皐月賞で思い切った競馬をしなかった。切れる脚がないのだから前に行けば良かったのにと思った。百日草特別で好時計があるように東京競馬場で時計勝負になると強い。イクスキューズはフローラＳ３着だが適正を考えてやはりこちらに回って来た。藤沢－岡田のコンビで話題になった馬で能力も一級品。だけど、気性がわがままなだけにスンナリ走らせる事ができるかどうか。オースミダイドウとゴールドアグリは故障明け。能力はあるが久々は厳しいだろう。

　出走確定ラインは収得賞金１０５０万円まで。９００万の１５頭は抽選待ちと出走するだけでも大変なレース。メンバーを見るとどの馬にもチャンスがありそうで予想も大変。

ＮＨＫマイルカップ登録馬　賞金順/前走着順とクラス

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