阪急杯の予想「南半球生まれの奇跡」

　各馬の前走をみると同じコースで行われた阪神カップを使った馬が４頭いる。勝ったフサイチリシャールに首差２着になったプリサイスマシーン、コンマ３秒差の５着にシンボリグラン、それとコスモシンドラー、ブルーショットガンの４頭。このレースは前半３Ｆが３３秒８とやや早めだったが、上位３頭は先行か好位から競馬をした馬だった。そのことを考えるとある程度は前で競馬が出来る馬がいいと思った。そこで、本命に推したのがキンシャサノキセキ。本当のところはプリサイスマシーンとどっちを上位に取るか迷ったけど、上がり目の無い８歳馬よりは南半球生まれで徐々に力を付けてきている４歳馬を取った。キンシャサノキセキの前走は道中掛かってしまったために失速。それでも、勝ち馬からコンマ４秒差だからね。距離短縮で折り合うと思うし、鞍上がペリエというも有り難い。

　相手は最後まで迷ったプリサイスマシーン。昨年の高松宮記念ではコンマ３秒差の４着、暮れのマイルＣＳではコンマ６秒差の６着とＧⅠで善戦出来る能力を持っている馬。芝１４００ｍは２回走って１勝２着１回と連対率１００％。強豪が揃う主路線よりはマイナーな路線で相手が落ちればすぐに上位争い出来るということかも。８歳馬だがスタートは相変わらずいいし、２の脚も速い。鞍上はもっかリーディングの安藤勝巳だから上位争いは間違い無いと思って。

　スズカフェニックスはマイル路線ではなく短距離戦線に殴り込み。掛かる気性ではないと言うがマイルで後方から競馬をしていた馬が１４００ｍ、しかも内回りではちょっと厳しいのではと思ってしまう。でも、ハイペースで前崩れになった場合を考えれば押さえたほうがいいだろう。リスクを考えると配当面では妙味がないのであくまでも抑えで。エイシンドーバーとシンボリグランもプリサイスマシーンと同じマイナーな距離で好走する馬だと思っているので。

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