毎日王冠考査【タイム分析】

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 毎日王冠が行われる東京芝1800mはスタート地点が1~2コーナーの間にあるポケッからで、2000mに比べるとコーナーが近いけど緩やかに侵入するので内外の不利はあまりない。今回はフルゲートにはならないし隊列が比較的スンナリ決まりそうなので各馬の力が発揮されそう。



 過去10年のタイムを見ると一番速かったのは2007年で1分44秒2、もっとも遅かったのは2005年で1分46秒5、平均では1分45秒53。



 2007年はハナを切ったコンゴウリキシオーに掛かって行ったストーミーカフェが交わして1000m通過が57秒5のハイペース。人気のダイワメジャーが早め先頭に立つが外からチョウサンが差しきった。前が引っ張ったおかげで速い時計勝負になった。



 2008年は好スタートを切ったウオッカがそのままハナに行って1000m通過は59秒3のスローペース。しかし、残り1200m地点から徐々にペースアップし、上がり3F地点のひとハロンは10秒5のハイラップを刻んで後続を一気に引き離すが、最後は止まってスーパーホーネットに差しきられた。



 2009年も好スタートを切ったウオッカがハナを切り、昨年よりも遅い60秒0で1000mを通過。やはり1200m地点から徐々にペースアップし、上がり3F地点はひとハロン10秒9のハイラップで後続を引き離すがカンパニーに差しきられてしまった。ウオッカの上がり3Fは33秒8ですからこれで差されては仕方が無いといった感じのレース。



 今年のメンバーを見るとハナを切りそうなのはシルポートだろう。この馬は東京芝1800mで3戦2着3回、芝1800mは3-4-0-1の連対率87.5%と安定している。良馬場でハナを切ったレースを見ると1000m通過は58秒台が多く、ペースを落とすことなく坦々と逃げるタイプ。レースの上がりは35秒台なので決め手がある馬にやられるパターンがこれまで何回かあった。ただ、今回は開幕週で各騎手が早めの仕掛けになりやすいので意外と残ったりするかも。レースの流れが読みやすいので、これまで平均ペース以上でのレース経験がある馬が有利。連対馬を見ると前走が重賞出走がほとんどだからやはり厳しいレースの経験がある馬が強いということだろう。



 3歳馬には厳しいレースで過去に連対している馬はエルコンドルパサー(NHKマイルカップ1着)、オグリキャップ(旧高松宮記念1着)、ニッポーテイオー(函館記念1着)の3頭。グラスワンダーが5着、スピードワールドとバブルガムフェローが3着と春の実績馬でも連対出来なかった。





毎日王冠 過去10年のラップタイム










毎日王冠の登録馬 東京1800mの持ち時計





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