高松宮記念の回顧「ファイングレインが高速決着を制す」

　実に見事なラップを刻んだレースでした。前半３Ｆが３３秒４、後半３Ｆ３３秒７という前後半の差がたったコンマ３秒。これだけ綺麗なラップが出るということは先行馬が良く踏ん張ったということでしょう。特にキンシャサノキセキは早め先頭からしぶとく粘った。そのキンシャサノキセキの後ろで競馬をしていたファイングレインが一気に差しきった。ファイングレインは１２００ｍ戦で３連勝。ＮＨＫマイルカップで２着になったぐらいですから能力はあったが、その後の成績はさっぱり。３走前に１２００ｍに出走してからは控える競馬で新しい面を出した。もともとスピードがあるので短距離のスピード競馬でも追走は苦労しない。逆に後ろから行くので前半リラックス出来て、後半の伸びに繋がったのだと思う。こういう競馬が出来るようになれば距離が伸びても大丈夫なのでは。スズカフェニックスはスタートで躓いて落馬寸前。後方から外に出してとロスがあって３着。まともならと思うとね。これも競馬だから仕方がない。ローレルゲレイロは逃げると最後までしぶとい。フサイチリシャールに前に出られたが差し替えしているからね。決して止まってはいないので逃げられれば今後もチャンスはある。

成績・2008年1名10/11R 高松宮記念

着	枠	馬	印	馬名	性齢	斤量	騎手	タイム	PCI	通過順位	脚質	上3F	人	体重	ゴール前3F位置
１	2	4		ファイングレイン	牡5	57	幸英明	1.07.1	50.1*	07-07	差し	33.2	4	494	=====◆
２	5	10	△	キンシャサノキセキ	牡5	57	岩田康誠	1.07.1	48.1*	04-04	先行	33.4	5	492	===◆
３	1	1	◎	スズカフェニックス	牡6	57	福永祐一	1.07.3	56.3*	16-14	追込	32.7	1	468	============◆
４	8	16	○	ローレルゲレイロ	牡4	57	四位洋文	1.07.4	43.7*	01-01	逃げ	34.0	2	470	◆
５	4	7		スーパーホーネット	牡5	57	藤岡佑介	1.07.4	51.7*	10-10	中団	33.2	3	468	========◆
６	3	6		キョウワロアリング	牡7	57	飯田祐史	1.07.4	52.7*	12-11	中団	33.1	16	496	=========◆
７	5	9	▲	フサイチリシャール	牡5	57	川田将雅	1.07.5	43.2*	02-02	先行	34.1	12	496	◆
８	2	3		ブラックバースピン	牡5	57	中舘英二	1.07.7	49.1*	09-07	中団	33.6	9	488	=======◆
９	3	5	△	マルカフェニックス	牡4	57	武幸四郎	1.07.7	45.2*	04-04	先行	34.0	6	528	===◆
10	1	2		プレミアムボックス	牡5	57	吉田隼人	1.07.7	52.1*	12-13	後方	33.3	8	528	==========◆
11	4	8		リミットレスビッド	牡9	57	内田博幸	1.07.7	53.2*	14-14	後方	33.2	14	512	===========◆
12	6	11	△	ペールギュント	牡6	57	上村洋行	1.07.9	46.1*	07-07	中団	34.0	7	524	=====◆
13	6	12		プリサイスマシーン	牡9	57	松岡正海	1.08.2	47.6	10-11	中団	34.0	17	478	========◆
14	7	14		ナカヤマパラダイス	牡5	57	木幡初広	1.08.3	42.3	04-04	先行	34.6	13	486	===◆
15	8	17		エムオーウイナー	牡7	57	熊沢重文	1.08.3	40.4	02-02	先行	34.8	11	522	=◆
16	7	15		トーセンザオー	牡8	57	赤木高太	1.08.4	53.6	17-17	後方	33.5	15	472	===============◆
17	8	18		タマモホットプレイ	牡7	57	渡辺薫彦	1.08.4	49.6	14-16	後方	33.9	18	480	===========◆
18	7	13		マイネルシーガル	牡4	57	柴山雄一	1.08.4	53.6	17-17	後方	33.5	10	526	===============◆

LAP　12.0-10.4-11.0-11.0-10.9-11.8

通過　33.4-44.4-55.3-67.1　　上り　67.1-55.1-44.7-33.7　　平均　1F:11.18 / 3F:33.55

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