昨日の夕方の速報でアドマイヤムーンのゴドルフィンへの売却がJRAの六本木事務所にて近藤利一オーナーから発表があった。この記者会見の席にはアドマイヤムーンを管理する松田博資調教師とアドマイヤムーンを生産したノーザンファームの代表吉田勝巳氏が同席。この会見で近藤利一氏は
今日こうして皆様に集まっていただいたのは、私が知らないうちに新聞に色々書かれていて、真相を私自身からハッキリさせなければいけないと思ったからです。
アドマイヤムーンについて、まずドバイへ招待して頂いたことについては感謝しています。レースで勝った後、地元のテレビ局のインタビューで「シェイク・モハメド殿下からアドマイヤムーンを譲って欲しいと言われたらどうしますか」と聞かれたとき、「当然考えるべきことです」と答えました。
ラジオNIKKEI
と、情報が漏れたことに対して会見を開かないわけにいかなかったことやアドマイヤムーンがゴドルフィンに譲渡されることをにおわせるような事を言っていました。また、アメリカからのオファーなら断ったことや最後の花道は天皇賞春というようなことも。
JRAの六本木事務所(六本木ヒルズ)での会見で吉田勝巳氏も同席したということはその前にJRAの関係者と打合せがあっても考えてしまう。と言うのも40億円の移籍金でOKを出しておきながら天皇賞秋の出走が条件というのはどうにもおかしい。これで、ゴドルフィンが条件をのまなかったらどうするのだろう。吉田勝巳氏も
「うちのスタリオン(社台スタリオンステーション)で種牡馬にしたいですが、生産者としては馬が成功してもらうということが第一で、そういう値段(40億)がついたのは光栄に思います」
SANSPO.COM
と言っているように出来れば社台で繋養したいのだろう。それに、JRAとしてはディープインパクトという目玉がいない現状ではアドマイヤムーンが国内で走るのは大歓迎でしょう。果たしてゴドルフィンがこの条件をのんでまでアドマイヤーンを手に入れるだろうか。くしくもこの日にダーレー・ジャパン・ファーム(有)がJRA法人馬主として登録された。ゴドルフィンが日本に対してどれだけ力を入れているか、今後の動向に注目してみたい。
そうそう、アドマイヤムーンの半権を社台が持っていると「馬系の話か日記か雑記か否か:アドマイヤムーンの話ですが、 – livedoor Blog(ブログ)」で書かれていますが、そういう場合は40億円で取引成立だと社台にもいくらかいくのかな?
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