三浦皇成が初重賞制覇で、次はＧ１狙いかな

　函館２歳Ｓで三浦皇成がフィフスペトルに騎乗して見事な勝利を上げた。新人としては武豊、福永祐一らを凌ぐ勢いで勝ち星を挙げているが今回の重賞制覇でまたステップアップしたのではないかな。レースを見たが、後方に位置して４コーナーまで持ったままで動かずに、人気のナムラミーティアを前に置き、一呼吸置いてから仕掛け、ナムラミーティアの外に出して一気に差しきってしまった。



　レースが動いたのは３コーナーから４コーナー。ハイペースでつぶれる先行馬が出てきてたので中段にいた騎手は早めに動き始めた。これを、我慢できたのはアイアンデュークの横山典弘とフィフスペトルの三浦皇成。位置取りとしては三浦皇成が外で内に横山典弘。４コーナーで外にふくれた横山典弘に対して、三浦皇成は我慢したからね。こういう競馬がいつも出来るとは限らないが、新人としては上手い判断だと思う。



　午前中の下級条件のレースでは積極的な競馬が目立つが、クラスが上がると馬の行く気に任せる競馬も出来る。ちょっと評価しすぎかも知れないが、結果を残しているからね。これで、今週も２勝を挙げて通算４０勝。新人・武豊は８月終了で４０勝ですから三浦皇成は２週を残して更新してしまいました。新人・武豊は重賞３勝ですからこれを更新するのはちょっと大変かも。乗れると言っても重賞は別格ですからね。



　それと、３０勝をクリアしているのでＧ１にも騎乗出来る。秋のＧ１は１１レースあるので騎乗機会があればチャンスも生まれる。調教師のバックアップがあるのでひょっとすると有力馬が回って来るかもね。騎手も調教師も西高東低ですから新人・三浦皇成は関東の起爆剤になってくれると面白くなって来ると思うんですよね。

新人・武豊　重賞騎乗成績

集計期間：1987. 3.22 ～ 1987.12.27

新人・三浦皇成　重賞騎乗成績

集計期間：2008. 3.16 ～ 2008. 8.10