毎日王冠と京都大賞典を振り返る

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 毎日王冠は好スタートから2番手追走のダイワメジャーがダンスインザムードとのたたき合いを制した。直線で一旦ダンスインザムードに差されたが、安藤勝己が気合いを注入すると2の脚を使って差しかえした。ダイワメジャーは安藤勝己と手が合うのか道中の折り合いがスムーズだから終い伸びにつながる。ダンスインザムードはパドックで落ち着いていたように年齢を重ねて落ち着いてきた。レースもこの馬らしい先行力を生かした競馬で、最後は差しかえされてしまったが次につながる競馬できたと思う。本命に推したカンパニーはスタートはよかったのに道中抑え気味でズルズル後退。直線は前が壁になったり狭くなったりとスムーズな競馬はできなかったが、ダイワメジャーの0.2秒差まできた。前残りの競馬だけに最初の位置取りがつくづく残念。4着のマルカシェンクは中段からの競馬で直線脚を伸ばしてきた。骨折あけでプラス10キロ、上積み十分で次はどこを使っても気になる存在だな。

 京都大賞典は思った通りにスローペースの上がりの競馬。スローもスローで1000m通過が64秒1、中間のラップが13秒台後半が4回に14秒台1回と我慢比べの競馬になった。そんな我慢比べを切り裂いたのがスイープトウショウ。道中は行きたがって行きたがって池添が押さえるのを苦労していたが、直線で仕掛けると我慢してたモノが一気に吹き出るように一瞬で馬群を抜け出してしまった。後方から追い込んできたファストタテヤマとのさはわずかに2/3だが、着差以上に強い勝ち方だった。1人気のインティライミも33秒4の上がりできているが決め手勝負になると厳しいね。ペースが遅かっただけに自分から動いてレースを作った方がよかったんじゃないかな。

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