【G2】皐月賞トライアル 弥生賞考査

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 今週末は東西でトライアルレースが開催です。土曜日は阪神競馬場で桜花賞トライアルのチューリップ賞。日曜日は中山競馬場で皐月賞トライアルの弥生賞が行われます。弥生賞 – Wikipediaは3着までに皐月賞への優先出走権が与えられるレースです。また、皐月賞と同じ中山芝2000mで行われるということ、皐月賞までの間隔があることで有力馬が集まることが多い。ただ、弥生賞を勝って皐月賞も勝った馬は過去30年でヴィクトワールピサ、ディープインパクト、アグネスタキオン、サクラスターオーの4頭しかいない。これは、トライアルレースの弥生賞と本番の皐月賞ではレースの流れが違うことが多いからです。



 弥生賞は例年スローペースになり上がりの競馬になることが多い。過去10年のラップを見ると1000m通過が60秒を切ったのはアドマイヤオーラが勝った2007年で、1000m通過が59秒8で後半1000mが60秒7。レースの上がりが35秒2でアドマイヤオーラの上がり3Fが34秒8でした。過去10年で良馬場で行われたのは6回で、1000m通過タイムの平均は61秒22、後半1000mの平均は59秒98、レースの上がり3Fの平均は35秒38で1着馬の上がり3Fタイムの平均は34秒92でした。過去10年の勝ち馬で上がり3Fタイムが一番早かったのは2011年の優勝馬サダムパテックの34秒2、過去30年で見るとディープインパクトの34秒1でした。



 決め手がある馬が上位に来ることが多いレースですが、小回りの中山競馬場の場合は4コーナーで外に振られることも多く、騎手の状況判断が重要となります。今年はエアスピネルに武豊、リオンディーズにデムーロ、マカヒキにルメールと人気馬の状況判断に優れている騎手が騎乗しているので騎手の駆け引きも面白いです。他にも岩田康誠、戸崎圭太、横山典弘、内田博幸、蛯名正義とGⅠをいくつも勝っている騎手が出ているので有力馬の一角に食い込むとすれば彼らでしょうね。



 過去10年の血統データを見ると父サンデーサイレンス系が強く、中でもネオユニヴァース産駒は2-2-0-4の成績。今年はネオユニヴァース産駒が出ていないのでディープインパクト産駒VSキングカメハメハ産駒という構図です。ディープインパクト産駒の成績は1-0-2-8、キングカメハメハ産駒は1-0-1-3でした。父サンデーサイレンス系は母父にノーザンダンサー系が入る馬がいいですね。キングカメハメハのミスプロ系であれば母父にサンデーサイレンス系が入るのがいいです。今年の出走馬では父サンデーサイレンス系+母父ノーザンダンサー系はアドマイヤエイカン、イマジンザット、マカヒキの3頭。父ミスプロ系+母父サンデーサイレンス系はエアスピネル、リオンディーズの2頭でした。




弥生賞 過去10年 1着馬の血統






弥生賞 出走馬の血統






 次に前走どのレースを使われた馬が勝っているのだろうか。過去10年で前走レースを見るとラジオNIKKEI賞が2-2-0-6、共同通信杯が2-0-1-7、朝日杯フューチュリティステークスが1-2-3-6、若駒Sが1-1-0-3となっていて、今回の出走馬を見ると前走がラジオNIKKEI賞と共同通信杯はいないので朝日杯フューチュリティステークスと若駒Sになるわけですが、このレースに出ていたのはリオンディーズ、エアスピネル、マカヒキの3頭でした。前走着順では8頭が前走1着でした。





弥生賞 過去10年 1着馬の前走データ






弥生賞の出走馬




Output by TARGET frontier JV

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