夏競馬用　エージェント利用騎手の競馬場別一覧（２回函館、２回新潟、２回小倉）

　夏競馬になるとこれまでと違って騎手エージェントも分散する。各騎手の主戦場が決まっているのでエージェント（騎乗依頼仲介者）もどこを重視するだろうか。競馬ブックの小原靖博氏はブログで北海道に行っているのが分かっているが、他の騎手エージェント達はどこの競馬場に滞在しているのでしょう。

　函館、新潟、小倉の競馬場別に騎手エージェントを利用している騎手を分けてみました（リーディング上位の騎手は太字）。この表をみると函館はレベルが高く、競馬ブックラインの岩田康誠、四位洋文、安藤勝己、秋山真一。横山典弘に藤田伸二と。岩田康誠、四位洋文を担当している小原靖博氏は早くから函館に行っているらしいので彼には馬が集まって来るでしょうね。また、今週から騎乗した安藤勝己も騎乗馬をみるとラインの厩舎以外からの依頼もあります。藤田伸二は函館ではラインは重要だがライン以外の厩舎も藤田頼みという感じで依頼をしてくる感じがある。現に１回函館では最多騎乗をしているし、その時騎乗依頼を受けた厩舎は３８にものぼる。函館＝藤田伸二は要注意というのは全国＝武豊に近いものがあるかも。

　新潟は競馬研究ラインが強くて松沢昭夫ラインの柴田善臣、田中勝春、北村宏司、木幡初広、二本柳壮、村田一誠の全ての騎手が揃っている。関東の騎手でリーディング上位では横山典弘を除いたほとんどの騎手が集結。ここに初参戦の福永祐一がどこまでやれるか。松沢昭夫ラインが勢揃いしていますが、昨年の２回新潟の成績を集計してみると松沢昭夫ラインと日刊競馬ラインと蛯名正義＋後藤浩輝の個人系の三つどもえだった。調教師の所属別シェアでは美浦が７５％、栗東が２５％。栗東の２５％を誰が獲得するかだが今年は福永祐一が参戦しているので騎乗以来の分布図は昨年とは違って来るでしょうね。

　小倉開催では武豊が断然なのだろうけど、彼の場合は重賞での騎乗が多いので新潟、函館に行く可能性があるからね。武豊の場合はいつでも勝負度合いが濃いので取り扱いは難しいね。他では競馬ブックラインでは鮫島良太、川田将雅、和田竜二。１馬ラインの小牧太、ホースニュース馬ラインの幸英明、佐藤哲三、馬三郎ラインの熊沢重文、藤岡康太など。福永祐一が新潟競馬場に参戦したことで彼に集まっていた馬が競馬ブックラインの鮫島良太、川田将雅、和田竜二にながれるだろうか。和田竜二の場合は独自のラインがあるので福永祐一が騎乗していたラインは鮫島良太、川田将雅に流れるような気がしている。

　関連記事
　[RBN] 騎手エージェント（騎乗依頼仲介者）について
　[RBN] 騎手エージェント・競馬ブックラインについて
　[RBN] １回函館で藤田伸二が２１勝をあげ開催勝利記録タイと最多騎乗記録更新
　[RBN] 福永祐一が夏競馬は新潟フル参戦で、何かが変わるかも

エージェント利用騎手の競馬場別一覧（２回函館、２回新潟、２回小倉）