フェブラリーＳ「カネヒキリかアジュディミツオー」

これだけのメンバーが集まると力の比較が難しいが、現段階ではＪＣＤを勝ったカネヒキリが一番強いと思う。同コースの武蔵野Ｓでは出遅れてサンライズバッカスに遅れを取ったが、出遅れと斤量３㎏差を考えれば逆転は可能だし今回は出遅れた教訓を生かした調教も行っているみたい。それと、１４番枠と運まで味方につけているのでこういう時は信じるに限る。武蔵野Ｓで４着だったアジュディミツオーは５９㎏を背負って先行しての結果。出来も本調子で無かったことを考えれば逆転も可能。ここ２戦は逃げて勝っているが、控えても大丈夫。２年前のＪＢＣでは全盛期のアドマイヤドンと互角の勝負をしているだけに能力では引けは取らない。安定度ではシーキングザダイヤだろう。軽い馬場でも時計の掛かる馬場でもＯＫだし、距離も１４００ｍから２１００ｍまでと守備範囲が広い。ただし、決め手に欠けるのが難点。僕の中ではこの３頭のうち２頭で決まると思っている。

リミットレスビッドは距離不安説があるけど、新馬戦では１６００ｍ、２０００ｍで２着に来ているようにスタミナには問題はないと思う。これまでのレースを見るとスピードがありすぎるので距離が持たない感じがしたが、ダートに変わって押さえが利くようになると意外と距離が伸びても大丈夫なような気もしてきた。今回は１枠でロスのない競馬が出来るのでどこまで差してこれるかだろう。ヴァーミリアンとタガノゲルニカはダート連対率１００％とダート適性を示しているが一線級の馬との戦いは今回が初めて。道中の流れもレースの厳しさも違うので今回は厳しい戦いになると思う。

タイムパラドックスはＧ１を４つも勝っている。しかも、２年前のフェブラリーＳで掲示板を外して以来、２２戦連続で４着以内という堅実ぶり。どんな相手でも堅実に走る強みはここ一番で発揮されると思う。