毎日王冠と言えば天皇賞秋のステップレースですね。同じ東京で行われることから有力馬が多く出走する。昨年のカンパニーも、一昨年のウオッカも毎日王冠を使われて天皇賞を勝っている。過去24年で10頭の勝ち馬を出しているからこのレースはよく見ておきたい。
登録馬を見てみるとまずはショウワモダンですね。6歳にして初のG1出走となった安田記念を快勝。距離適性は1600mから1800mなのでここでは主役でしょう。父エアジハードはマイルCS・安田記念のマイルG1を勝っているが、天皇賞秋は3着。マイラーと決めつけるわけではないがスピード競馬に強い馬だと思ってる。ショウワモダンは後藤浩輝が騎乗するようになって差す競馬で結果を出している。前に行けるスピードがあるけど、そのスピードを抑えて終いに生かしている。だから、どんな展開にでも対応できるのだろう。速い時計もあるし6歳で本格化したのかもしれない。
アドマイヤメジャーは朝日チャレンジカップで期待したけど差しが届かず3着。開幕週で前残りの展開を考えれば仕方がないと言えるかもしれないが、もう少し前で競馬が出来るようになればもっといい競馬が出来るはず。今回はメンバーも強くなっているので厳しい競馬になることは間違いないが長くいい脚を使えるので展開によっては上位に食い込んでくる可能性はあるでしょうね。
3歳馬のアリゼオが登録してきましたね。スプリングSではローズキングダムなどを押さえての逃げ切り勝ち。皐月賞では大外枠で自分の競馬をさせてもらえず5着。ダービーではハナを切ったが鞍上のC.ウィリアムズ騎手が溜め逃げしたためにまたもやこの馬の持ち味が生かせなかった。これまでのレースを見るとロジユニバースと同じように一定のスピードで逃げて粘り混むような競馬があっている。持ち時計はないし、今回は厳しい競馬になるでしょうね。
もう一頭の3歳馬エイシンアポロンは朝日杯フューチュリティSと弥生賞で2着に。その後の皐月賞とNHKマイルカップでは結果が出なかったが実力はある。スピードの持続性があるNorthern
Dancer系だしここで通用してもおかしくない。
逃げるとしたらシルポートでしょう。東京芝1800mは3戦して2着3回。メイSでは逃げてショウワモダンの2着になっているぐらいだから適性はある。前走のオールカマーは惨敗したけど適距離・適コースに戻れば巻き返して来るでしょうね。
スマイルジャックは安田記念でショウワモダンとはコンマ1秒差の3着。昨年の毎日王冠ではカンパニーからコンマ8秒差の7着。完全に差し負けしていましたね。ただ、その後の天皇賞秋以降は着順ほど勝ち馬に離されていないし徐々に終いの脚に磨きが掛かってきたように思える。ただ、時計勝負になるとつらいところがあるので時計の掛かるような馬場になれば面白いと思う。
トウショウウェイヴはシルポートが逃げる展開で負けているのでちょっと強気にはなれないけど、東京コースは走りますからね。コース適性があるし、距離は守備範囲。むしろ長いほうがいいのでスタミナ勝負になればチャンスがあるかも。まあ、開幕週だからスピード競馬になりそうだけどね。
3歳馬といえばペルーサが一番適性があるね。ダービーでは出遅れて外を捲るような強引な競馬をして5着。普通にでていれば勝ち負け出来たのではないかと思う。これまで、緩い流れしか経験していないのでスピード競馬になったときにどういう走りをしてくれるか。藤沢和雄厩舎の3歳馬が毎日王冠を使って来るとなると狙いは天皇賞秋でしょうね。
毎日王冠の登録馬
毎日王冠 過去24年の勝ち馬
コメント