天皇賞(春)を関東の松岡正海が勝った。なんか久しぶりに関東の若手騎手がG1を勝った。昨年は三浦皇成がデビューして武豊の新人記録を抜くなど関東の騎手が話題を振りまいてくれた。また、今年は横山典弘が騎手リーディングを走っていてなんだか関東に風が吹いてきたのかも、と思って騎手成績を調べてみた。
比較したのは2003年と2008年、それぞれ1年間の成績を集計してみた。関東では2003年のベスト5は柴田善臣、蛯名正義、横山典弘、後藤浩輝、田中勝春だったが、2008年になると内田博幸、後藤浩輝、中館英二、横山典弘、三浦皇成で、2003年にベスト5に入っていた騎手で2008年もベスト5に入ったのは横山典弘だけだった。特に2008年は、内田博幸がJRA所属になったことや藤田伸二が関東を主戦場にしていることからリーディング上位の顔ぶれが変わってきた。また、三浦皇成の活躍は周知の事実ですが、松岡正海が確実に勝利数を上げてきたり、ローカルの中館英二は年間100勝の常連騎手になったりと。それは、騎乗数にハッキリと現れている。2003年で800騎乗を越えたのは柴田善臣はひとりだが、2008年は内田博幸、後藤浩輝、中館英二、松岡正海、吉田隼人と5人もいる。この騎乗数に関してはしばらく、この5人が上位に来ると思う。騎乗数が多いと言うことは必然的に勝利数も多くなってくると思う。ただ、馬券に関しては柴田善臣、蛯名正義、横山典弘の40代ベテラン勢は外せない。
関西は武豊、安藤勝己、藤田伸二、福永祐一は2003年も2008年もベスト5入りと安定している。そして、2008年に成績を上げ来たのは岩田康誠、藤岡佑介、浜中俊、川田将雅などで、今年も調子のいい騎手達で関西圏は上位騎手が安定した成績を上げていてそれに若手が挑んでいる構図ですね。
今年先週までの成績を見ると関東では横山典弘が頑張っていて、内田博幸、中館英二、松岡正海、北村宏司が続いている。ここのところ横山典弘の成績が上がらないので、内田博幸に抜かれるのも時間の問題かも。関西では武豊、岩田康誠、藤田伸二、福永祐一、安藤勝己といつものメンバー。安藤勝己は騎乗数が少ないのでこの位置ですが、夏競馬になると一気に勝ち星を伸ばしてくるでしょうね。それと、昨年から小牧太が要注意。芝でもシッカリ勝てるようになってダートの上手さに磨きが掛かったように感じます。動かない馬を動かしてしまうのは地方騎手ならではですからね。先週、中京で騎乗していた兵庫の木村健や愛知の安部幸夫は魅せてくれましたからね。
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