JRAがダーレー・ジャパン・ファームの馬主資格承認へ

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 中央競馬の馬主登録審査委員会が3日、都内で開かれ、昨年却下されたダーレー・ジャパン・ファーム(高橋力代表)が賛成多数で認められた。北海道日高町を拠点に生産育成を行う同ファームは、ドバイのダーレー・グループ傘下の日本法人。4日のJRA審査会を経て、正式に認可される。
nikkansports.com

 ついにJRAがダーレー・ジャパン・ファームの馬主資格を認めるか。今日にはその結果がでるだろうが、ニュースになっている時点でほぼ決定的。これまで、へりくつを並べたりダンマリを決め込んでいたJRAもパート1国入りしたことで認めるしかないのだろう。馬主登録審査委員会(JRA職員、馬主、学識経験者計15人で構成)の採決は反対が5票と言うことで賛成の方が多かった。

 ダーレー・ジャパン・ファームが馬主資格を得たことでどのくらい生産者や馬主に影響(悪い)を与えるのだろうか。悪い事ばかりでは無いと思うが、こればかりはやってみなければ分からない。ダーレーは資本があるだけにジャパンマネーを狙っての参戦と言うよりも世界の競馬で名誉を手にしたいのだと思う。と言うことは一人勝ちしている社台グループにとっては脅威になるだろうね。

 (8/1)脅威か福音か ダーレー・ジャパンと日本競馬
 「ヨーロッパでは独占的な地位を占めているけれど、アメリカでは苦戦しているよね。走っていないわけではないけれど、そうは甘くない。日本も同じことで、勝とうと思ったらトップクラスの馬を持ってこなくては勝てない。でも、彼らはトップクラスの馬を欧州で使いたい。2番せんじ(のような馬)で勝てるほど、日本の競馬は甘くない。南関東でもそうだし、中央競馬ならもっと強い」。
専門記者の競馬コラム サラブnet

 これは、2005年7月の記事だが、日経新聞運動部記者の野元賢一記者が2004年度のJRA賞表彰式が行われた時に社台ファーム社長の吉田照哉氏にインタビューした一部。

 このあとダーレー・ジャパンは馬主申請をしたが自主的に取り下げた。そして、2006年6月に再度申請をしたが7月の馬主登録審査委員会で「財務内容の不備等」で却下。その後もゴタゴタは続いて2007年に入ってからはこの手の話は表面に出てこなかったが、ようやく決着がついたようですね。

 表から見ている僕にはこのぐらいしか分からないけど中の人やそれに近い人はどう見ているのでしょう。

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