JRA賞の騎手部門を今年から変更

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(1)選定基準の変更

   騎手3部門(最多勝利騎手、最高勝率騎手、最多賞金獲得騎手)の対象レースをJRAのレースのみとします。

   ※従来は地方・海外の指定レースを含む成績で選定



(2)部門の新設

   騎手部門に新たな部門賞『MVJ(エム ブイ ジェイ)』を新設します。

   『MVJ』は、JRAと地方・海外の指定レースを合わせた成績を「勝利度数」「勝率」「獲得賞金」「年間騎乗回数」の項目ごとに順位付けをして、その得点の総合得点により受賞者を決定します。

   この決定方法は、厩舎関係者表彰における『優秀騎手賞』に準じており、『MVJ』はその最上位の騎手となります。

   ※MVJ…Most Valuable Jockeyの意味

   JRA賞(騎手部門)選定基準の変更と「MVJ」新設





 近年では地方交流レースでの騎乗が多いだけに純粋にJRAで最多勝になった騎手がそのままJRA賞の最多勝部門に輝くことが出来なくなった。2010年はJRA最多勝は横山典弘だったが、JRA賞最多勝利騎手は内田博幸。2011年はJRA最多賞が福永祐一で、JRA賞最多勝利騎手は岩田康誠。2012年はJRA最多賞が浜中俊で、JRA賞最多勝利騎手は岩田康誠など。内田博幸や岩田康誠は地方出身なだけに地方競馬にめっぽう強いから、こういう現象が起きてしまう。中央競馬会としては予期せぬ事態に対処したといったところでしょう。福永祐一や浜中俊は若いからこれからもチャンスがあるだろうけど、横山典弘は年齢的に厳しいからJRAで最多勝を取ったのにJRA賞最多勝利騎手を取れなかったのは気の毒だね。

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