２００９年を振り返って見る「指数で馬券は当たるか？」

　ＴＡＲＧＥＴの外部指数に登録してある４つの指数について調べてみた。　まずはＴＡＲＧＥＴの７走補正タイム（過去７走内で芝・ダートの区別と同一の条件での補正タイムの最高値）から。新馬戦と障害戦は補正タイムが出ないので無し。また、同率で１位になっている馬は順位付けはなく、そのまま集計しています。結果をみると指数１位の勝率２０．７％ですから単勝１人気の勝率より悪い。指数１位の馬が１人気の時の成績は勝率３５．９％、連対率５７．１％で４番人気までは成績がいい。指数１位の馬は人気馬で狙うのがいい。

指数順別集計【TARGET　７走補正タイム】

　新馬戦、障害戦は指数無し

　ＴＡＲＧＥＴにはＺＩ値（前走の着順、人気、着差や連対率、頭数の増減や斤量の増減、脚質等を数値化したもの）という指数もありこちらも集計してみた。ＺＩ値は人気に準ずることが多いので７走補正よりは成績がいい。それでも、単勝１人気の成績には敵わない。指数１位の馬が１人気の時は勝率３３．７％、連対率５４．０％で４人気までは成績がいい。ＺＩ値も指数１位の馬は人気馬で狙うのがいい。

指数順別集計【TARGET　ＺＩ値】

新馬戦は指数無し

　次にマイニング指数（JRA-VAN NEXTで採用されている指数）を集計してみた。マイニングはＮＥＸＴを使っている人なら分かっていると思う。集計結果を見るとやはり指数１位は単勝１人気には敵わない。指数１位の馬が１人気の時の勝率は３６．１％、連対率５６．２％で４人気までの成績がいい。７走補正、ＺＩ値と同じで指数１位の馬は人気馬で狙うのがいいようだ。

指数順別集計【マイニング指数】

　最後にコンピ指数（日刊スポーツのコンピ指数）を集計してみた。データ数が少ないのは全レースを指数化していないので(^^ゞ。集計結果を見ると指数１位の成績が一番いい。指数１位の馬が１人気の時の成績は勝率３３．８％、連対率５３．３％で５人気までの成績がいい。コンピ指数は人気との連動性が高いのでそのままでも使えるけど前走よりも人気がない馬は成績が落ちるのでこれは気にした方がいい。

指数順別集計【コンピ指数】

指数抜けレースあり

　結論から言えば指数をそのまま使っても儲からない。指数上位馬が人気馬であれば単勝１人気の成績よりもいいので軸には使えると思う。指数の中ではコンピ指数が軸馬を選ぶのに一番いいかもしれない。指数で言えば８２以上が信頼度が高い。指数９０になれば勝率５０％、複勝率６７．３％と信頼度はグッと上がる。指数をクロスしても精度は上がらない。指数は軸としては使えるが相手選びでは難しいかも。



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