2014年度 騎手・調教師・馬主・種牡馬・他リーディングについて

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 2014年の中央競馬の全成績をTARGETで集計して騎手・調教師・馬主・生産者・種牡馬・母父の6部門(リーディング上位30位まで)に加えて騎手×調教師コンビの成績も出してみた。



 騎手部門では中央に移籍して2年目の戸崎圭太が初のリーディングになった。昨年は3月にJRAの免許を取得してからで113勝をあげて5位になっていただけに順当な結果かも。地方騎手でも上手い騎手はJRAに来ても上手いと言うことでしょう。安藤勝巳しかり、岩田康誠しかり。成績の中身を見てみるとGⅠは有馬記念のジェンティルドンナの1勝のみ、GⅡは2勝、GⅢ5勝で、未勝利57勝、500万36勝と下級条件で勝利数を重ねていた。エージェントは内田博幸と同じ中村剛士、内田博幸が怪我で休んでいる間に戸崎圭太に馬が集まり、結果を出しているからまた馬が集まるという好循環になっていたのでしょう。昨年に比べると社台系の騎乗が多くなってきているのも勝利数には関係している。有馬記念でジェンティルドンナを優勝に導いたのは大きなアピールになったでしょうね。怪我などなければ2015年も大活躍するでしょう。



 リーディング2位は岩田康誠。昨年は6位と不振でしたが巻き返してきましたね。GⅠは2勝、GⅡ5勝、GⅢ2勝と大きいところもしっかり勝っていて信頼度が大きい騎手です。3位浜中俊、4位福永祐一ともにリーディング常連。5位北村宏司はJRAで2人目の年間1000回騎乗を達成。勝利数も昨年を超えて117勝、GⅠは天皇賞秋をスピルバーグで勝つなど充実した年だった。8位の武豊は昨年よりも勝利数を落としている。やはり体力の衰えなのか。人気でしか勝てないというのはあまり魅力がなくなって来ているね。





2014年リーディングジョッキー






 調教師部門では矢作芳人調教師がリーディングになった。勝因はなんと言っても出走頭数の多さでしょう。出走頭数2位の松田博資厩舎が387頭に対し、矢作芳人厩舎はなんと523頭。リーディング2位の藤沢和雄厩舎とは211頭の差がある。その分だけ勝率・連対率・複勝率は悪いがとにかく勝ち星は1位を取った。



 2位の藤沢和雄厩舎は2013年の6位からアンクアップ。2014年は久々にGⅠ勝利もあり、2歳戦でも楽しみな馬が出てきたり2015年につながるレースをしていた。3位の角居勝彦調教師は昨年の1位からランクダウンだが、賞金はトップで16億8707万稼いでいる。GⅠはエピファネイヤとラキシスで2勝もしているし内容が濃かった。4位池江泰寿調教師、5位松田博資調教師などは昨年同様にリーディング上位に入ってきた。





2014年リーディングトレーナー






 馬主部門では社台系のキャロットファームが勝利数、賞金額で初の1位になった。中身を見るとノーザンファーム生産馬で91勝、白老ファームで生産馬で21勝、追分ファームで3勝とノーザンファーム生産馬の活躍が目立った。同じノーザンファーム生産馬を多く所有するサンデーレーシングよりも成績がいいのだから来年は本家が逆襲してくるでしょうね。9位のシルクは後にシルクレーシングとなっているので併せると74勝で5位に。こちらも社台系なので来年はもっと勝ち星を増やして来るでしょうね。





2014年リーディングオーナー






 生産者部門ではノーザンファーム生産馬がぶっちぎりの1位に。キャロットファームとサンデーレーシングの活躍もさることながら、シルクレーシング、オーナーの吉田勝巳氏、大顧客の近藤利一氏などの所有馬も多く勝っている。この傾向は来年も続くでしょうね。社台系以外では下河辺牧場、ダーレー・ジャパン・ファーム、千代田牧場、ノースヒルズ、岡田スタツド、ビッグレッドファームなど上位常連の生産者がランクイン。阪神JFを勝ったショウナンアデラは下河辺牧場、朝日杯FSを勝ったダノンプラチナは千代田牧場など2歳馬は社台系以外から勝ち馬が出ているのでクラシックがどうなるか楽しみです。





2014年リーディングブリーダー






 種牡馬部門ではディープインパクトがやはり強い。2位キングカメハメハとの差は36勝だが、賞金の差は27億ですから大きなレースではディープインパクトが強いと言うことですね。3位のハーツクライは昨年から39勝増やして134勝に。重賞勝利はディープインパクトに次ぐ2位で11勝。GⅠはオークスのヌーヴォレコルト、ダービーのワンアンドオンリー、安田記念のジャスタウェイの3頭が勝利など活躍が目立った。2歳戦では新種牡馬のハービンジャーが活躍。母父にサンデーサイレンスが多く、母のいい部分が出ているような感じするので走り出したら面白い存在になりそう。





2014年リーディングサイヤー






 母父部門では昨年と同じでサンデーサイレンスが圧倒的な強さ。サンデーサイレンス系も徐々に増えて来ているので、数字的には昨年よりも下がっているがまだまだ強そう。2位ブライアンズタイム、3位フレンチデピュティは安定して強い。ランク外からではクロフネが9位にランクイン。繁殖牝馬が多いので数字は上がって来るでしょうね。





2014年 ブルードメアサイアー






 おまけですが、騎手と調教師のコンビ成績を出してみました。これを見ると川田将雅×松田博資、北村宏司×藤沢和雄、小牧太×橋口弘次、戸崎圭太×堀宣行、蛯名正義×国枝栄、岩田康誠×藤原英昭、吉田豊×大久保洋などは有名なので分かっていましたが松若風馬×音無秀孝は見落としていました。騎手リーディングの戸崎圭太は堀先生とのコンビが82回とダントツに多い、騎乗数としては関東が多いので調教しも同じく関東が多い。調教師は現在200名ぐらいで、そのうち144名から騎乗依頼を受けているので凄いですね。来年はデムーロとルメールがJRA所属になるでしょうから、果たしてどんなコンビで成績を上げて来るのか楽しみです。





2014年 騎手・調教師コンビ成績








Output by TARGET frontier JV

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