面白い競馬本を買ったよ。

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 馬券はなぜエージェント(勝ち馬手配師)を知るだけで当たるのか

 先日、池袋のジュンク堂に行っていろいろと本を買った中の1冊です。以前、sadaboさんのところで紹介していたので知っていたのですが、中身を見ないと買わない主義なので今日まで延び延びになってしまった。騎手エージェントに関することは非常に興味深いことが書かれていた。数字(文章)については本の信憑性を高めるために多少デフォルメしているところはあるが、実際に騎手エージェントを使っている騎手をTARGETのチェック騎手を使って見てみると全国リーディング30位までで4人だけが騎手エージェントを使っていない騎手だった。また、上位15位までは全員が騎手エージェントを使っていることが分かった。

 この本を読むと騎手エージェントとして動いている人は競馬新聞社の社員が多い。なかでも、関西では競馬ブック、関東では競馬研究に勤めている騎手エージェントが有力騎手を抱えているようだ。そこで、TARGETで色分けしたモノを出してみた。あまり、出しちゃうと本を執筆した人に迷惑を掛けちゃうからね。

 TARGETではチェック騎手として5色の色分けが出来る。これを使って関西・ラインA、ラインB、関東・ラインA、ラインB、単独の5種類にしてみた。もうちょっと色が使えると便利なのでBLITZさんにリクエストしてみましょう。以下の画像は先週までの騎手リーディングです。これを見ると1位(安藤勝巳)と2位(岩田康誠)が関西ラインAで、3位(田中勝春)と4位(横山典弘)が関東ラインBでした。

 【騎手一覧 ライン別色分け】 

騎手一覧 着度数ソート

 次に関西ラインAだけ見てみると本書に書かれているラインの力関係とほぼ似通った成績になっていました。これを、人気別に集計直したのが【関西ラインA 平均人気順ソート】です。これを見るとラインの力関係がもっとハッキリします。本書を読んだ事のある人なら各数字(騎乗数など)の持っている意味が分かるはずです。また、鮫島良太の成績がいいですが、これは裏開催で好成績を挙げているからで、このことを裏付ける事も書かれています。

 【騎手一覧 関西ラインA 着度数ソート】 

20070504b.png

 【レース検索 騎手項目 平均人気ソート】 

20070504c.png

 騎手エージェントについては分からないことが多すぎるが、エージェントが存在することは事実のようです。JRAでも騎手エージェントの存在を認めているようだしね。だからといって馬券がバカスカ当たる分けはないが、情報として「知らないよりは知っていた方がいい」と思うので、この本に関するデータを取ってみたいと思う。

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